コナミ バブルシステム EP−ROM仕様

本来のバブルシステムは磁気バブルメモリと言う特殊なメモリを使用していましたが、
コレが非常に繊細な物でして、特殊な電源が必要な上(−12V)、磁気に弱くアクセススピードも遅いんですよ。
では何がいいのかって言うと、当時は大容量だったって事かな?
このメモリを採用したこのシステムは、当時30万近い価格(当時の普通の基板価格の2倍以上)だった為に
当初、第一弾のツインビーが出た時は出回りが良くありませんでした。
しかし、第2弾のグラディウスのヒットで多く出回りました。
多く出回ると故障の発生も多くなる訳でして、特にバブルメモリのデータ消えが多かったみたいです。
まぁ、消えてしまった物は再度書き込みすればいいのですが、
バブルメモリ自体の不良で再書き込みが出来ない物に対処する為に、(この頃バブルメモリは生産終了品だった)
数量限定で修理対応された物が、このEP−ROM版のバブルシステムです。
こちらの方は−12Vも必要なくデータが消える心配もほとんどないので、コレクターには珍重されています。
EP−ROM版でも、ツインビー、グラディウス、RF−2、ギャラクティックウォリアーズの4タイトルがあります。
コナミのアフターサービスもバブルシステムが高価な基板だったので、結構長く対応していたんですが、
現在では修理不能扱いなので、今後コレクターの間ではEP−ROM版の需要がさらに高まりそうです。


ちなみにこちらは海外版グラディウス(ネメシス)の基板です。
海外版RF−2やツインビーはこの基板で動いてるようです。
こちらは最初からEP−ROMを使用しているので、信頼性は高いです。