戦略GAMEBOPEEP
 1986年 セガ・コアランド作品

「BOPEEP」
タイトルを聞いただけでは内容がサッパリ判断できませんが、僕らの世代(’70年代生まれ)より前の方は画面写真を見ればピン!と来るかもしれません。
え? 解んない? その昔、子供たちのハートを虜にした(うそ)「軍人将棋」をビデオゲーム化した物が本作品です。 軍人将棋とは、簡単に説明すると、将棋の駒で言う歩とか王将とかの名前が、戦車とか大将など軍人の力関係そのままにボードゲーム化した物。 行軍将棋とも呼ばれていたようです。 プレイヤー2人と審判の合わせて3人でプレイし、お互いの駒は相手に判らないように伏せて任意に並べたら準備完了です。 プレイヤーが順番に駒を動かしていき、相手の駒と重なった時どちらの駒が強いか審判だけが駒を見て勝敗を決め、負けた駒は盤面から外されます。 勝敗結果から相手の駒を予測しゲームを進めて、相手の元帥を取るか司令部に乗り込めば勝ちとなります。(BOPEEPでは司令部に乗り込めば勝ち)
私は小学生の頃、よく友人と軍人将棋で遊んだ記憶がありますので、このゲームを見た時は懐かしくもあり、一人で気軽に遊べて新鮮とも感じました。 今の周りの知人友人には軍人将棋を知らない人ばかりでしたし、最近では軍人将棋のボードゲーム自体売っているのを見た事がないほどマイナーな物ですが、戦略性も高く結構遊べるゲームなので機会があれば、ぜひプレイしてみて欲しいです。

・・・なんだか軍人将棋のご紹介になってしまいましたが、肝心の「BOPEEP」は元ネタがアレだけに、可もなく不可もなくと言った感じですね。 アーケードゲームとして見ると、かなり地味な作品ですので、正直言いますと「コレは売れんわなぁ〜」と(爆) 個人的には題材が気に入ってるので、ちょっと惜しいな。